gadgetsearcherの日記

ガジェットに目が無い私の製品レビューや日々の出来事を綴る。

【レビュー】レンズ4種比較

 前回のブログで「レンズのレビューをする」と発言したのでその通りに、レンズのレビューを書こうと思う。
レンズの詳細なスコアや構造的な話は専門サイトのレビューを見れば瞭然であるから、ここでは厳密な違いは求めず、使用感について述べることとする。

 

 


EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM
 購入動機
 このレンズは「CANON EOS Kiss X7i 」のキットレンズとして付属してきた物で、私が初めて所有した一眼レフカメラ用レンズであると同時に唯一の広角レンズでもある。

性能
 USMを採用しているだけあってAFの速さはそれなりのもので、それに対して不便に思ったことは無い。ISの効きはあまりよく分からないが、ビデオ撮影のブレの少なさを見ると、それなりに機能しているのだと思う。
18㎜~135㎜という日常的に使う殆どの焦点距離をカバーしているために非常に使い勝手の良いレンズではあるが、描写の点では些かシャープさにかけていると感じることがある。ある程度絞ってしまえば問題なくなるので、手振れの心配の無い撮影では問題ないと考えている。
しかし、暗所での撮影ではシャッタースピードを上げなければならなくなるため、三脚が必須となる。ISO上げてしまえば良いという人もいるだろうが、そういう人はそもそも描写性能を気にしないだろう。

デザイン
 無骨な、いかにもレンズという形をしている。ピントリングは後述する「EF70-300mm F4-5.6L IS USM」に比べてかなり軽く使いづらいと感じる。だが、あくまでも「EF70-300mm F4-5.6L IS USM」だから、それほど使いにくいということではない。
重さは480gと軽量で、持ち運びに困ることは無い。

総評
現在このレンズは広角域が必要なときや荷物を減らしたいときに持っていく便利ズームレンズとして使用している。
描写性能がイマイチだと感じることが間々あるが、その大抵はもう少し絞れば改善出来たのだろうと思う。便利だが、その反面不便な点も見えるレンズだ。
もしこのレンズと他のキットレンズを交換出来るなんてことがあったら間違いなく私は交換に出すだろう。そんなことは有るわけが無いが…。


EF50mm F1.8 II
購入動機
 安いレンズがある、と言われて購入したのがこのレンズだ。本当に安かった。現在保有しているどのレンズよりも安い。今Amazonで確認したところ、1万円以下という驚くべき価格になっていた。

性能
 このレンズはUSMを搭載していないため、AFの速さはUSMを搭載しているものに比べて劣り、その上「ジー…」というモーター音がする。だが、その欠点を補って余りある程の描写性能をこのレンズは持っている。
まずこの開放F値だ。F1.8は私が持っているレンズの中で最も明るい値になる。絞り開放でシャッターを切るとキットレンズでは決して撮ることの出来ないようなボケ味のある写真が出来る。
少し絞ればかなりシャープな像になる。癖の無いレンズだ。

デザイン
 値段相応の外見をしている。プラスチックの外見はいかにも、といったものだ。レンズ重量は130gと軽量で、レンズの大きさも私の小さな両手で包み込める程だから携行性は良好だ。
ピントリングはとても小さく、「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」よりも更に使いづらい。

総評
 通称「撒き餌レンズ」と呼ばれるこのレンズ。この価格でこの描写性能が得られるのは本当に素晴らしいと思う。ボケ味のある写真を撮る楽しさを教えてくれたレンズだ。
現在はボケ味のある写真を撮りたいときに使用している。


EF70-300mm F4-5.6L IS USM
購入動機
 航空祭に行く機会に恵まれて、どうしても飛行中の自衛隊機を撮影したくて購入した。

性能
 USMは良好で亜音速で飛行するT-4練習機に対して容易にピントを合わせ続けることが出来た。ISの効きも大変良く、初めての流し撮りを練習せずに出来たほどの性能だ。この2点に関しては文句のつけようが無い。
強いて言うなら、USM・ISの動作時にレンズ内から音がするということだろうか。もしかすると、ビデオ撮影時にマイクから動作音を拾ってしまうかも知れないと思った。音の程度に関しては実物に触れて確認して欲しい。
描写性能については普段使っていて悪いと感じたことが無いから、これについても一般的な使用の範囲では全く問題にならないレベルだと思う。しかし、インターネット上ではそれほど評判が良くない。その理由はおそらくサードパーティ製レンズの影響だと思っている。
そのレンズは価格の割にそこそこ良い絵が撮れると言われており、純正Lレンズを購入する価値が見いだせないということらしい。

・デザイン
 「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」を横に太くした、樽のような外見をしている。重さは1,050gとかなりの重さになっている。
大きさと重さから外へ持ち出すことを躊躇うこともある。しかし、この程度の重さなら手持ちで何ら問題なく運用出来るから、バッグ内のスペースさえあればこの点は気にならない。
非力な人には厳しいレンズなのかもしれない。
 描写性能は高価なだけあって満足のいく物となっている。重さと大きさを気にしない撮影では一番使っているレンズだ。


TS-E24mm F3.5L
購入動機
 カタログでTS-Eレンズによって撮影した写真を見かけて興味を持った。

性能
 このレンズはレンズ名から分かるとおり、手振れ補正もAFもないMFレンズだ。その代わりに他のレンズには無い「ティルト・シフト」を使った撮影が出来る。
ティルトは被写体深度を操作する機能で、主に商品撮影時の回折ボケ防止に役立つそうだが、私はあまり使いこなせていない。シフトは光軸を意図的にずらすことで像の歪みを補正する機能だ。
シフトは建物や風景を撮る際によく使っている。描写性能については「旧式だから」と侮ることなかれ。今保有しているレンズの中でも1,2を争うレベルだと思う。「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」より高いことは確かだ。しかし、シフト機能を使用すると色収差が出るため注意が必要。

デザイン
 フィルター径72㎜という大口径レンズだが、重さは570g。「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」より重いというのは驚きだが、持ち歩きに不便と言うことは無い程度の大きさだ。新式だとレンズの大型化が進んで更に重く大きい。
ピントリングは軽すぎず重すぎずの丁度良い感触で、容易にピント合わせが出来る。「EF70-300mm F4-5.6L IS USM」と同じくらいの感じ。

総評
 TS-Eレンズは他のレンズには無い珍しい機能を持ったレンズだが、それを使いこなすには構図をしっかり決めて、ライブビューでピントの位置を確認しながら三脚を使用して撮影する必要があり、一枚の写真を撮るために長い時間がかかってしまうことのあるレンズだ。
無論、三脚を使わずとも撮影することは出来るのだが、使った方が確実に駄作を量産する可能性を排除出来る。
 取り回しには多くの注意が必要だが、物撮りには欠かせないレンズだ。